- さんさん
- I
さんさん【三三】(1)五目並べで, 三個続いた石が, 同時に二か所できるもの。 禁じ手。(2)碁盤の縦・横の第三線の交点。 星から一路盤側寄りで, 隅の実利の要所となる所。(3)吉数である三が二つ重なるめでたい数。IIさんさん【毿毿】(1)毛などが長くのびたさま。
「髪振乱し髯~と生ひ延びて/罪と罰(魯庵)」
(2)物が細長く垂れ下がるさま。III「~たる川底(センテイ)の藻は水に梳(クシケズ)られて/自然と人生(蘆花)」
さんさん【潸潸】涙をはらはらと流すさま。IV「泣倒れて, ~たる涙を袂に受け/緑簑談(南翠)」
さんさん【燦燦・粲粲】美しく光り輝くさま。 鮮やかに輝くさま。V「太陽の光が~とふりそそぐ」
さんさん【珊珊】(1)下げた玉などの鳴る音。「孔子の車の玉鑾(ギヨクラン)が~と鳴つた/麒麟(潤一郎)」
(2)輝いて美しいさま。「細瀑(ダキ)小瀑の~として濺(ソソ)げるは/金色夜叉(紅葉)」「~たる羅浮山の梅/浄瑠璃・菅原」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.